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好きなものに囲まれて ~暮らしにアートを~

先月、石牧建築オフィス1FのSPACE SEVENギャラリーにて「インテリア・アート展」を開催しました。
開催された2日間はたくさんのお客様がご来場されて、お気に入りの作品を購入されたり、楽しくおしゃべりしたりして皆さん笑顔で帰られました。

「インテリア・アート」って聞くと、「私にはセンスがないから」とか「どこに何を飾ればいいか難しい」などといった声をよく聞きます。
このアート展主催のVOYANT工房・勝又さんは、「インテリア・アートに“こうしなきゃ”っていう正解はないのよ。もっとカジュアルな気持ちで、好きなものを好きに飾ればいいの。」とお話してくださいました。
気分や季節で飾るものや場所を変えて、自分が楽しめばいいというのです。

実際、木々に囲まれた緑豊かなVOYANT工房のアトリエにお邪魔すると多くのオブジェや絵画がいろんな場所にひょこっと飾られています。
オブジェの上にぬいぐるみがちょこんと座っていたり、オブジェがPCまわりのケーブルを持っていたり、ごく自然と生活に溶け込んでいるのです。
そして、訪問させていただくたび、少しずつ作品の居場所が移動しているので、いつお邪魔しても楽しく、また、心和んでしまうのです。

仕事や家事や学校や、、、現代に生きる私たちは常にいろいろなストレスにさらされ、また時間に追われて生活をしています。
そして、こうした同じことの繰り返しのような毎日を送っていると、つい心の豊かさを忘れてしまいそうになります。

「豊かに暮らす」ということは、豪華で贅沢な暮らしという意味ではありません。
“こころ”豊かに暮らす、ということです。
お気に入りの絵画を1枚、あるいはオブジェを1個、その時の気分で飾るものを変えるのもいいでしょう。
自分が「おっ、なんか素敵になった」と思えばOKなんです。
小さな事だけど、この自己満足がとっても大事で、こうした小さな模様替えを通して、ご家族のコミュニケーションが増え、みんなの心が豊かになったら嬉しいなぁと思います。
そんなコミュニケーションが楽しめたら、たとえば、旅先で小物探しをする楽しみが増えたり、仕事帰りやスーパーで食材を買うついでにお花を買ってみたり、日常の楽しみがもっと増えて、家族の会話も弾むのではないでしょうか。

素敵な住宅があっても、それは器なだけ。
その中での生活を豊かにするのは、そこに住むご家族にしかできないのだから。
もっとカジュアルに、もっと楽しんで、暮らしにアートを取り入れてみませんか?

時代がどんなに変わっても、「住まい」の本質は変わらない。
住まいは、家族の共同生活を包む容れ物であり、人間らしさの容れ物である。
すなわち、そこに住む家族の一人ひとりの発想や意識こそ、住まいづくりの根源にあって生かされるべきものである。
「やすらぎの住居学(清家清)より」