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環境について考える

掲載:2019年10月15日

先週末、日本列島を襲った台風19号が激甚災害に指定されるようです。
広い範囲で河川の氾濫、洪水、浸水がおこり、
多くの方が亡くなり、今もなお行方の分からない方も大勢いらっしゃいます。

このような甚大な被害をもたらす大災害が毎年のように起こり、
穏やかで幸福な日常を一瞬にして破壊してゆく様を目にし、
温暖化対策に本気で取り組まなければならないんだ、と思い知らされます。

温暖化対策として、という理由ばかりではないのですが、
(他にもメリットがあるので)
石牧建築では全棟天然乾燥材を使用した家づくりをしています。
木材の乾燥方法には大きく分けて「人工乾燥」と「天然乾燥」の二通りの方法があります。

「天然乾燥」は文字どおり、そのまま天然の力で乾燥させる方法です。
およそ1年から1年半以上、風通しのいいところに置いて、
木が自ら水分を放つ力を利用して乾かします。
もちろん、出荷前に含水率のチェックをし、基準値までちゃんと乾いているのを確認してから出荷されるのでご安心ください。

一方の「人工乾燥」は、機械を用いて人工的に一気に乾燥させる方法です。
メリットとしては、短時間で乾燥させることができるので、現代のスピード社会に対応できる、ということでしょうか。
この人工的に乾燥させる際に使われるのが重油で、条件によって多少差異はありますが、木材1㎥を乾燥させるのに約100ℓの重油を使うと言われています。
重油1ℓを燃焼した際に排出される二酸化炭素量は、2.71kgCO2。
30坪くらいの住宅を建てるときに使われる構造材の材積量は15~20㎥なので、30坪くらいの家を建てる際、人工乾燥材を使用すると4,065㎏CO2~5,420㎏CO2の二酸化炭素を排出することになるのです。
これは平均的な一般家庭で排出される二酸化炭素の1年分かそれ以上の量になります。


(出展)温室効果ガスインベントリオフィス

省エネルギー性能住宅を建てるのに人工乾燥材を採用したら、構造材を乾かすだけで、こんなにも多くの二酸化炭素を排出するなんて、、、
そんな思いもあり、天然乾燥材を使用しています。

二酸化炭素排出量が世界で5番目に多い国として、大きな責任もあります。
私たちの子の世代、孫の世代、そのまたずーっと後の世代に美しい地球を引き継いでいくため、一過点である私たち世代は真剣に取り組まないと。

被害にあわれた方たちにお見舞い申し上げるとともに
少しでも早い復興を願うばかりです。

Miyazu