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夜の墨つけ

掲載:2019年11月20日

寒くなってきましたね。
今朝は今季初めてダウンジャケットを着て出勤しました。
皆さんはもう冬じたくを始めていらっしゃるでしょうか?

昨日は仕事のあと、新コンセプトブックの打ち合わせをしに春野工場il boscoに行ってきました。
風邪をひいていると聞いたので、温かい夜食を持ち、陣中見舞いを兼ねて。
春野町へ向かう途中、外気温が表示される温度計が設置されているのですが、19時過ぎで11℃。
もうすっかり冬ですね。

現在春野工場il boscoでは、代表の石牧が次物件の墨付け作業中。
日中は進捗中の現場で大工工事、夕方から深夜までil boscoで墨つけ、という生活をしています。

 

 

il bosco周辺は外灯もなく、真っ暗な漆黒の闇。
人里からは少し離れているため、民家の灯りも見えません。
山の頂上なので、昨日などは風も強く、足元から冷気が体を冷やしてゆきます。

私が子供の頃、父もまた同じように昼間は進捗中の現場で大工工事をし、
夜は作業場で墨付けや刻みをすることが多く、
そんな時は母と手作りのたこ焼きなどを新聞紙で保温した夜食を届け、
陣中見舞いをしたものでした。

「大工の仕事というのは、好きでなければできない」

それは大工の仕事が大変だから、という意味ではなく
嫌々やるべき仕事ではない、という意味で父がよく言う言葉です。
自分の大好きな大工の仕事を嫌々やるくらいならやってくれるな、
大工の仕事を汚さないでくれ、という思いも込められているのかもしれません。

そんな父が今日70歳になりました。
先日、大工の奥山、渡邊の呼びかけで「古希の祝い」をしてくれました。
サプライズゲストとして、かつて父と働いた門西建築の門西くん、現在は建材メーカーにお勤めの天野くんとの久しぶりの再会もあり、心から喜んでいました。

 

そして誕生日の今日も、自分の子供より若い大工たちと大好きな大工の仕事をし、楽しく現役を貫いています。

「生涯現役」というのは、父のためにある言葉かもしれません。

Miyazu