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夏の結露を考える

掲載:2016年07月05日

ザバーン① ザバーン②

今年も始まりました、毎日のように続く猛暑・・・。
石牧建築の仕様・使用材料を検討、試作をするIshimaki.LABです。

夏の結露なんて!?って考える人がいるかもしれませんが、
条件がそろえば可能性はゼロではないのです。
外部の温度・湿度、内部の室温等々・・・

最近のように、
高温でしかも湿度が高いとなると室内を冷やし、
屋外と屋内の室温に温度差が生じると、
壁体内の部屋内側で結露が発生する内部結露が発生することがあります。
これを、夏型結露(逆転結露)と言います。
起こりやすいにくいは別として、繊維系断熱材・発泡系断熱材問わず。

夏型結露

内部結露そのものというよりは、これに起因して

壁体内での腐朽菌の繁殖 → 壁体内(大事な構造躯体)の腐朽

これが怖いのです。
木の家を造るのにおいて、腐朽の対策はしたいところです。

石牧建築では、
最初の写真のように繊維系断熱材を壁の中に施工していく事が多いのですが、
断熱の検討と同時に気密施工も検討をしていかないといけません。
それと、結露というか湿度(湿気)の対策。

ですので、
気密シートに、可変透湿性能のあるシート”ザバーンBF”を採用しています。

夏型結露②

このシートは、空気中の水分量が多いときには透湿し、
空気中の水分量が減ってきたら気密性を発揮します。

この気密シートで、
壁体内での腐朽菌の繁殖リスク、壁体内の断熱材の性能低下のリスクを減らしています。
素材等でシート使わなくてもいいと判断出来る場合もあります。

結露に関しては、冬型と夏型どちらも検討しなければいけない事。
使う素材の吟味(コスト面も含め)、現場での施工性。

断熱性 気密性 透湿性 劣化対策

これはこれで、
意匠性とは違う大事な要素だと考えています。