娘さん家族と一緒に暮らしていた女性が、お孫さんも大きくなり手狭になったため母屋の横に離れ住宅を建てることになりました。
アンティークの家具やアートもお好きなお施主様とたくさんお話を重ね、出来上がった住まいは「現代版民家」と言えるすてきな住宅となりました。
大きな吹抜けを持つ真壁構造の住まいで、杉の柱梁には柿渋を3度塗り重ね、深みを出しました。
他にも漆塗りのカウンターや障子を多用したインテリアなど落ち着きのある空間となっています。
お庭を眺めるカウンター席にはぶどう柄のステンドグラスが嵌められ、そこから「FUSA(房)-HOUSE」と名付けました。
ぶどうの房はたくさんの実がなることから「子孫繁栄」の縁起物と言われます。
母から娘、孫たちへ新しい住まいが次の世代へバトンタッチされいつまでも愛される家になることを願っています。
工法規模 | 木造2階建て(木造軸組工法) |
---|---|
敷地面積 | 641.77㎡ |
延床面積 | 114.36㎡ |
設計 | しましま設計室 |