素材のハナシ(MATERIAL)
part:1 ~本物を使った家づくり とは~
石牧建築が真っ当な家づくりを行う上で、重要視している
"素材"-MATERIAL・"設計"-PLANNING・"技術"-TECHNIQUE
完全自由設計をモットーに家づくりを行う私達チームの家づくりは、暮らし方や住まい手さんの性格に合わせて
様々なカタチになっていきます。
新しく家づくりをお考えの皆様に、石牧建築が標準装備としている仕様だったり、繰り返し行っている施工方法といった
いわば 【ISHIMAKI KENCHIKU STYLE】について紹介いたします。
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◎本物とは
①にせものや作りものでない、本当のもの。また、本当のこと。
②せかけでなく実質を備えていること。本格的であること。
(goo辞書より)
本物を用いて家づくりを行うということは=上記のような要件を満たした素材を用いること。
といったイメージになります。
もう少しかみ砕いて、言い換えてみるならば
"自然から得られた資源を、ヒトの手によってきちんと整えられたものがその力を出し切れている状態"
とか
"時代や文化の移り変わりとともに、姿カタチを少しずつ変えていくもの"
なんて言うのも良さそうです。
このような、本物を使って作られた家は
豊かな暮らすための、家族みんなの器のような存在 になってゆきます。
新築したばかりの家からは、杉の香りが漂ってワクワクしたり。
住み始めて数年後には、それぞれの趣味や雑貨によって彩られてきて、週末の団欒の場として活躍し。
学業や就職を機に家を出てから、親の顔と家の柱の色が少し変わっていたり。
孫が生まれたり、新しい友人が出来た時には
立派なお家だね~。
なんて、言われてみたり。
どのご家庭でも見られるような、暮らしの風景を共に過ごしていく家。
LDKに大黒柱のような大きな木を取り入れたり、寝室の壁に石を貼ってホテルライクにしてみたり
小上がりの畳スペースで子供たちと一緒に遊んだり。
(tayutau-hut)
家を建て、これからの暮らしを歩んでいく景色に本物があると毎日が少しずつ嬉しくなるはずです!
新築したばかりはもちろんのこと、10年、20年よりももっと先まで
共に暮らしていく家の姿を想像しながら、本物の素材で家づくりを行っています。
また、長年付き合えばどんなものにだって、少しずつボロが出てくるものです。
それは、家も同じことだと考えています。
数年経てば、外壁の板がしらけてきたり、塗り壁の色が徐々に茶色くなり、どこかには誰かがつけたシミが残ったり。
少しづつキズを追っても、素材が本物ならば補修したり、補填したりしながら永く使うことができます。
(FUSA HOUSE)
木に出来たキズやへこみを大工さんが道具を用いて直したり、汚れやカビを日々の掃除と併せてキレイにしたり。
手をかけて使っていくべき家だからこそ、愛着を持って接したいと思える本物の素材を用いるようにしています。
そんな、石牧建築が用いる本物の素材について、少しずつ紹介していきます。
気になるモノや、見てみたい仕様がありましたら、是非完成見学会で建物に触れてみて下さい!
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written by :浅野太智 (石牧建築 設計部)