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名栗を通した出会い

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遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常

名栗を通した出会い
名栗を通した出会い

 

暑さのレベルが増してきて
もう8月になろうとしています

 

今月の休日は2週続いて
名栗加工の関係で
先輩の合田さんに付いていく形で大阪へ出張に行ってきました。 

 

同業者の方から設計士・デザイナー、材木屋さんなど様々な方々と出逢わせていただき、名栗を体験してもらいました。

 

恥ずかしながら名刺交換などの場面が
自分には今まで無いに等しかったので
立て続けに名刺交換をする状況に
不慣れさと緊張を味わいつつも

 

仕事の幅が広がると
こうして出会いも広がっていくんだなと
身に染みて感じながら過ごしました。

 

レベルの高い方々との出会いで
勉強不足なところ、材や道具、
手仕事に対しての意識の違い
を目の当たりにした気がします。

 

 

自分も最近名栗を始めたのですが
栗材は特に刃の入れる角度と
力加減・リズムが崩れたりするとうまくいかず
それ以前に、目の詰まり具合など
木目を見分けて刃の入れる方向を変えたりしないと
逆目が起きボロボロになり
仕上がりとして終わってしまいます。

 

一発でも深く入りすぎたりしてしまうと
その深さの違いがはっきりと出てしまうし
幅も揃えなければ

想像以上にやってみてわかる難しさに出会いました。

 

そう考えると、木を見分けて
一定の力加減・リズム
仕上がりの深さと幅を全部保ちながら
一発勝負で仕上げていくミスの許されない緊張感は
計り知れません。

 

入れる瞬間一発一発が造作仕事だと思っていると
合田さんが言っていたのですが
やってみてより言葉の意味がわかります。

 

自分もいずれは仕事をもらえるように
頑張ります。

 

 

 

Kimizawa