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お腹いっぱいの休日

TOPICS & EVENT

遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常

お腹いっぱいの休日
お腹いっぱいの休日

こんにちは
大工の君澤です

先日フジイチできこりとして働いているお友達に誘われ、専務さん含め3人で山へ行き
枝打ち
と言われる作業をしてきました。

 

安全帯を付け、専用のハシゴと鋸を使い枝を切っていきました。

隣で作業していた友達は慣れた動作で
生えている細い枝に次々と足を掛けていき
懐かしの遊具の登り棒を思い出させるかのように
スルスルと上まで登っていきます。

まるで猿のよう笑

この枝打ちは、真っ直ぐ伸びた節のない綺麗な材を出す為にとても大事な作業です。
今回はヒノキを主に枝打ちしたのですが、
杉材になるとより節なしの材にするのが難しいのだとか。

 

今まで誰かが手を加えて手入れをしてくれた過去があってこその今の材料であり
こうしてこれから先何十年後も手入れをする人がいなければ綺麗な材はないんだよなと。

そう考えると
化粧材として節のない大きい杉材はもちろんのこと
綺麗な材料を普段から使わせていただけていることが
本当にありがたいな
と改めて思いました。

 

作業終了後は 
急遽専務さんのお家におじゃまして
ご飯をいただく事に。

外観の大きな丸太の捻組から伝わってはいたのですが中へ入ると木をふんだんに使った数寄屋の様なお家。

長押や建具など贅沢に柾目の材を使っていて
木舞天井や、船底天井、羽重ねの竿縁天井
障子も雪見障子で、ここもあそこもと
ずうずうしくも見とれていたら最終的にほぼ全部の部屋を見せてくれました笑 

ありがとうございます

 

そして座るや否や、専務さんのお母様手作りの
美味しいごちそうをたくさんいただき
暖かい空間に包まれ、たくさん笑い気付けば21時。
色んな意味でお腹いっぱいの一日となりました。

 

 

こうして材木屋さんとつながり
お互いの仕事の交流が出来ることは
とても素敵だな〜面白いな〜と。

これからも色んな景色を見れたらいいなと思います。

 

 

Kimizawa