そして、その願いを叶えるために、住宅の空間設計が果たす役割について、改めて考えてみませんか。
この記事では、子どもの知的好奇心や主体性を育むための空間設計のポイントを、間取りのヒントと共に紹介します。
□頭の良い子が育つ家の間取りとは?
「頭の良い子が育つ間取り」と聞くと、勉強に集中できるスペースや、たくさんの知識を得られる環境をイメージしがちです。
もちろん、これらも大切ですが、今回注目したいのは、子どもの成長を育む上で重要な「地頭」や「非認知能力」です。
地頭とは、生まれ持った能力や学習能力を指し、非認知能力は、知能テストでは測れない、コミュニケーション能力や問題解決能力、主体性、創造性などを包括的に表す言葉です。
これらの能力は、成績が良い傾向にあるだけでなく、大人になってからの収入や健康、人間関係など、あらゆる面で豊かに過ごすことに繋がるといわれています。
地頭や非認知能力の高い子どもの特徴には、以下のようなものがあります。
・知的好奇心が旺盛
・観察力が高い
・主体的に考え判断ができる
・コミュニケーション能力が高い
・困難があっても努力ができる
これらの能力は、特別な教育や環境が必要なように思えるかもしれませんが、実は、子どもの日常的な生活空間を通して育むことができるのです。
□住まいのヒント:知的好奇心を育む空間
では、具体的にどのような間取りづくりを心がけたらよいのでしょうか。
1: 読書習慣を育むための工夫
子どもの頃から読書に親しむことは、語彙力や読解力、想像力を育む上で非常に重要です。
ダイニングキッチンの一角に、子どもの視界に入りやすい高さに本棚を設置してみましょう。
本棚に本を並べる際は、背表紙ではなく表紙が見えるようにすると、インテリアとしても魅力的になり、子どもの興味を引きつけやすくなります。
また、ソファなどに本を置くことで、子どもが気軽に手に取り、読書を楽しむきっかけになるでしょう。
2: 親の関わりが子どもの学習意欲を刺激する空間づくり
親が子どもの学習に積極的に関わることは、子どもの学習意欲を高める効果があります。
キッチンを対面式にすることで、料理をしながらも子どもとコミュニケーションを取りやすくなります。
キッチンカウンターの下に、勉強に必要な教科書や資料などを収納するスペースを設けることで、子どもが自然とここで勉強する習慣を身につけることができます。
3: 子どもの自主性を育むための整理整頓スペース
子どもが自分の持ち物を整理整頓できるスペースを設けることは、責任感や自立心を育む上で有効です。
子どもの身長に合わせて、収納スペースを設けましょう。
分かりやすく整理しやすい収納方法を教え、子どもが自分で整理整頓できるようサポートしましょう。
□まとめ
「頭の良い子が育つ家」を実現するためには、単に勉強に集中できるスペースだけでなく、子どもの知的好奇心や主体性を育む空間設計が重要です。
読書習慣を育む工夫、親の関わりが子どもの学習意欲を刺激する空間づくり、子どもの自主性を育むための整理整頓スペースなど、子どもの成長をサポートする空間設計を取り入れてみましょう。
当社では素材からこだわった家づくりを手掛けております。
気になった方はぜひお気軽にお問い合わせください。