しかし、導入を検討する際には、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが重要です。
全館空調とは?4つのタイプとメリット・デメリットを解説
全館空調とは、家全体を一定の温度に保つことができる冷暖房システムのことです。
エアコンのように部屋ごとに温度調整をするのではなく、家全体を快適な温度に保つことができます。
全館空調には、大きく分けて4つのタイプがあります。
・天井吹き出し型
・床下冷暖房型
・壁パネル型
・壁掛けエアコン型
各タイプのメリット・デメリットは以下のとおりです。
1: 天井吹き出し型
・メリット
・天井に設置するため、部屋のスペースを圧迫しない
・空気を循環させることで、部屋全体を均一な温度にできる
・換気機能を搭載しているものが多い
・デメリット
・設置費用が高い
・天井裏のスペースが必要
・吹き出し口から風が直接当たる場合がある
2: 床下冷暖房型
・メリット
・床全体から輻射熱で暖房するため、足元が暖かい
・天井に設置する必要がない
・空気中のホコリや花粉を抑制する効果がある
・デメリット
・設置費用が高い
・床下にスペースが必要
・暖房に時間がかかる
3: 壁パネル型
・メリット
・壁全体から輻射熱で暖房するため、部屋全体が暖まりやすい
・電気代が安い
・部屋のスペースを圧迫しない
・デメリット
・設置費用が高い
・壁にパネルを設置する必要がある
・暖房に時間がかかる
・壁掛けエアコン型
4 : 壁掛けエアコン型
・メリット
・設置費用が比較的安い
・既存のエアコンと比べて省エネ
・室内機を自由に設置できる
・デメリット
・すべての部屋にエアコンを設置する必要がある
・エアコンの音が気になる場合がある
・室外機の音が気になる場合がある
全館空調導入のメリット・デメリットを比較
全館空調を導入することで、以下のようなメリットが得られます。
1: メリット
・家全体が快適な温度に保たれる
・温度ムラがなくなり、快適に過ごせる
・省エネ効果が見込める
・空気をきれいに保つことができる
2: デメリット
・設置費用が高い
・ランニングコストが高い
・メンテナンス費用がかかる
・設置スペースが必要
3: 対策方法
・設置費用を抑えるには、省エネタイプの機種を選ぶ、補助金制度を利用するなどの方法があります。
・ランニングコストを抑えるには、適切な温度設定を行い、こまめな換気を行うなどの方法があります。
・メンテナンス費用を抑えるには、定期的な点検を行うなどの方法があります。
4: 全館空調に向いている人
・冷暖房費を節約したい人
・快適な温度環境を求める人
・アレルギーや喘息などの症状がある人
・小さなお子さんやペットがいる家庭
・高齢者世帯