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遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常

TOPICS & EVENT

7度目の春

2021/04/12

7度目の春

咲いていた桜も散り、緑が青々としてきました。
他の植物たちも段々と変化を見せていて、春だなぁと最近感じています。
(下の写真は、春野にあるil boscoの敷地内の木たち)


浜松という街を知ってから、早6年が過ぎ、変わりゆくものに切なさを覚える今日この頃です。

この文を読んでいる方は、ふと疑問に思っているのではないでしょうか、著者は誰だろう、、、と。
そうなんです、初めてブログを書いています。

ですが、初登場ではなく、、、
愛読者の皆様ならお気づきかもしれませんね。
インターンや学生アルバイトとして時々ブログに載っていた廣濱です。
石牧建築に今年の春から社員として入りました。
よろしくお願いいたします。

漢字は一見読みにくいですが、いろんな意味で面白い人間なので、見学会やイベントなどで見かけたら気軽に話しかけていただけると嬉しいです。
では。


Hirohama

はじめまして

2021/04/02

はじめまして


初めまして

年明けから石牧建築に入社いたしました君澤と申します。 
岩手県から来ました。

仕事をしていると業者さんやお客さんなど
出会う人出会う人に
“ え?岩手から?なんでまたこの浜松に(笑)?”
と高確率で言われます。
その問いかけにトーク力が皆無な私は、
“手刻みを学びたくて…” とざっくり中身のない返答をしてしまいます。

しかし本当は

◯墨付けから刻みを自社大工で行う事はもちろんですが家具なども作っている環境であること

◯手刻みや加工場の見学、イベント行事を通して
お施主さんだけでなく地域の方々など幅広い年代に手仕事の良さを直接伝えられる機会があること

◯木を扱う職なので木について知識を増やし仕事に生かす技術を得たい、という自分の理想に近い環境があること

などの理由で石牧建築に入ることを決めました。

プレカット工法ではなかなか触れることがない
手刻み技術を身につけているのとつけていないの
普段から刃物を使う使わないのとでは
この先技術の幅は大きく変わっていくと思っています。

正式に入社してから3ヶ月目に突入しましたが
このように求めていた技術や知識を吸収して、
岩手から静岡まで来たことが意味のある事だったと
自分自身が思える日々を送っていけたらなと思います。


よろしくお願いします。


Kimizawa

刻み

2021/03/23

刻み



お久しぶりです。大工の琢海です!!
 
今月の初めからN様邸の刻みを今年入った後輩の子と
親方の3人でやりました。
 
今回の刻みは僕が主体となり刻みの段取り、
金物、備品などの準備をしました。
後輩の子に刻みのことを教えながら尚且つ
自分の仕事もして後輩の子の仕事も作らなきゃ
ならなかったので先を読んで仕事を自分なりに
考えてできたと思います!
 
刻みに入る前に担当していた現場の引き渡しが
近かったので仕上げをしに数日現場へ行き
棚の形を考えたりして取り付けたり、レール、
ガラスの抑えをつけるなどの作業をしました。
 
無事引き渡し、建前を終えることができ
今はN様邸に入り現場を進めています!
 
Ito takumi


漆、塗りました

2021/03/10

漆、塗りました

久しぶりのブログ更新です。
石牧建築は今、もしかしたらこの一年間で一番忙しい日々を送っているかもしれません。
新築工事2軒と店舗の内装工事に加え、来週上棟をする新しい物件の刻みもあり、
文字通りスタッフ総出で作業にあたっています。

昨日は普段は事務所からあまり出ることのない私も、
猫の手よりマシと言えないまでも、猫の手くらいにはなるかも・・・と、漆塗りに参加。
住宅に吹き漆を取り入れるのは石牧建築のカラーになっています。

石牧建築で一番多く漆を塗ってきた“漆マイスター”の佐原の指導を受け、
比較的簡単な部材への漆塗りをしてまいりました。





かぶれやすい体質の最年長を気遣い、マイスター自らすべて準備をしてくれるという上げ膳据え膳スタイル。



ヘラを使い、薄く均一に塗り伸ばし、布で余分な漆を拭き取る。
簡単なようで、やってみると想像以上に大変でした。

漆は空気中の酸素と湿度で硬化する性質があるため、陽の当たる時間帯は比較的楽にできたのですが、
夕方、気温が下がり湿度が高くなるにつれ、漆の硬化スピードもアップ。
硬くなった漆を拭き取る作業はまさに肉体労働でした。
ちなみに春野工場は山のほとんど頂にあるため、日が傾くのが平地より早いんです。

かぶれ予防であらゆるものを二重、三重にしていたため途中の写真はなく、
作業を終えた後は疲労感で写真を撮り忘れてしまいましたが、
一回塗り、二回塗り、三回塗り、と塗り重ねるごとに艶やかでしっとりと上品な風合いになっていきます。

この漆塗りは、コロナ禍以前はワークショップを開催して、実際に体験していただくこともありました。
かぶれ対策を万全にして臨めば痒くなることもないし、没頭して無心になれる作業です。
塗る前と後とでは見た目の質感がまったく違っていくのも楽しみ。
また以前のように皆さんに体験していただける日が訪れますように。


みやづ

家具のメンテナンス

2020/11/28

家具のメンテナンス

毎日朝事務所スタッフ全員で掃除から一日が始まります。

いつも打合せしているサロンスペースにあるテーブルに
ボールペンによりついた汚れのようなものを発見!

きっとご自宅でも、
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、あるあるな状況なのかもしれません。


メラミンスポンジで汚れを取り

・・・ まぁ見えてないだけで汚れていますね。
    しかしワックスがかかっているので簡単に取れます。

年末も近いし徐々に事務所も大掃除に向けて
ということで、
テーブル全体的に見えないような汚れもきれいに掃除。

そしてきれいにするだけでなくワックスも

 オスモカラー(フロアークリア つや消し:エクスプレス)※弊社は床ワックスや家具のオイル塗装に使用 
                             エクスプレスは乾きが早いので

まず、よく振り

ウエスを使い
薄く薄く伸ばしながらこする

無垢のテーブルも表面的にも汚れが落ち
ワックスることで潤いをテーブルにも与えられ
一足先にサロンのテーブルはよい年が越せそうです。

2021年早々に
完成見学会も待ってます。

よい年が越せるよう
残りの
2020年も走り切りたいと思います。


佐原

天竜杉でクリスマスツリー

2020/11/24

天竜杉でクリスマスツリー

昨日は浜松駅前の遠鉄百貨店の3階連絡通路「イ・コ・イ スクエア」にクリスマスディスプレイをさせていただきました。
天竜のFSC認証材の普及に力を入れている鈴三材木店さんとのコラボ企画です。
遠鉄百貨店を訪れる多くの方に、地元天竜材がきちんと管理された山で育っているということ、香りや色艶など天竜杉の魅力を知っていただきたいということ、この2点をコンセプトに、天竜杉の梁材の端材をらせん状に組んで作ったツリーを2つ、その横でノミと木槌を手に持ったシロクマの大工がせっせと刻み作業をしている、というものです。

現在、春野加工工場イルボスコでは来月上棟の物件のきざみ加工中。
先月から連続3棟分の刻みをしているので、材料となる端材はたっぷりあります。



この端材を全部で670以上のピースにカットし、ダボで接合してゆきます。



加工小屋でまずは試しに組んでみて、パーツが揃ったところで墨付け小屋へ移動。



昨日の設営本番も苦戦した2メートルツリー(奥)の4段目。
ヒンヤリとして、どちらかと言うと寒い春野工場なのに佐原の汗が止まりません。



なんとか組み上げてみて、全体のバランスを確認。



いよいよ当日。事前にテストしていた甲斐もあり、順調に組みあがっていきます。
設営中は日本平動物園さながら、“大工”という動物を観察していただこうと↑こんなものも作ってしまいました。



仕上げのプレゼントやブロックを並べて完成です。



夕方には静岡新聞社の方が取材にいらしてくださいました。



その記事がこちら



日頃、無垢材に囲まれて仕事をしている私たちは、鼻が木の香りに慣れてしまっていて、あまり感じることがないのですが、設置中も行き交うお客さんが「木の香りがいいね」とたくさん声をかけてくださいました。
天竜杉ツリーは来月25日まで設置していますので、是非、お立ち寄りくださいませ。


みやづ

えんてつライフスタイルマーケット

2020/10/30

えんてつライフスタイルマーケット


いよいよ明日から4日間開催される“えんてつライフスタイルマーケット”の設営に朝からドッタバッタと奮闘しております。
石牧建築のブースでは、西久保が設計し、スプラウトさんとコラボしたたオリジナル家具、その名も「しまし間の家具」を展示致します。
SUN-SOFA、haha-SOFA、DANDORI-rackの3点です。

他にもプロダクトデザイナー小泉誠さんデザインの大工がつくる家具「わざわ座」のアイテムも多数展示致します。
「わざわ座」のアイテムは石牧建築のブース以外にも配置致しますので、思いもよらぬところで石牧建築のロゴをご覧になるかもしれません。

“えんてつライフスタイルマーケット”は遠鉄百貨店 本館8階にて、明日10/31(土)~11/3(火・祝)までの4日間開催されます。
皆さま、是非遊びにいらしてください♪


みやづ

イエタテ冬号取材へ

2020/10/27

イエタテ冬号取材へ


週末は12月発行のフリーマガジン「イエタテ冬号」の取材の立ち会いにtayutau-HUTへ行って参りました。
撮影日和の気持ちの良い晴天のもと、さくさくとテンポよく撮影とインタビューが進められてゆきます。

イエタテ冬号の取材のあとは、ガラス作家の奥さまに、石牧との“ものづくり”についての対談にもご協力いただきました。
すてきな作品の数々がどのように生まれるのか、興味深いお話をしてくださいました。
対談の様子はこちら⇒暮らしのなかの ものづくり対談


取材に対談にと、ご家族そろって快くご協力いただき、ありがとうございました。



みやづ


気品の一枚

2020/09/14

気品の一枚

かねてより気になる存在だった一枚を、
ついに我が家に迎えてしまいました。


約30~40年前のカシュガイオールド絨毯です。
始めて見たのは昨年末、半田山のギャラリーラウンドテーブルさんで開催された企画展を訪れたとき。
まさに一目惚れでした。
鮮やかで、細やかで、光沢が美しくて、、、



エルムコート店主の鈴木さんいわく、これは縦糸にもウールを使っているもので、織り子さんの気概を感じる一枚、とのこと。
縦糸にコットンを使ったものよりも、ウールの方が糸が太い分、これほどまでに細かく綺麗に織るということは大変な労力だったはず。気持ちのこもった素晴らしい絨毯です



これには新しいもの好きの我が家の猫もうっとり。
肌触りも抜群なんです。
きっちりと織り込んであるため、ぎゅっと詰まっていて、カチカチ。
この表現が正しいかどうか分かりませんが、ざっくりしていない、いいものを作ろうという真っ直ぐな気持ち、技術と力を込め、すべてを注いで織ってくれたに違いないと感じるのです。

玄関を開けたとき、一番に目に飛び込んでくるものが、この素敵な絨毯♪
毎日家に帰るのが楽しみになります。



さあ、今日からまた頑張って働こう!


みやづ

木の建築賞 木製フレームの賞状

2020/07/20

木の建築賞 木製フレームの賞状

今年、「天竜材大径木活用プロジェクト」で頂いた

木の建築賞(木の活動賞)の賞状が届きました。

6月に予定されていた東京大学での授賞式は残念ながらコロナで1年延期となってしまいましたが、賞状が届いたことで受賞した実感がわいてきました。

 

今回受賞した活動内容としては、地元の天竜材を取り巻く環境の変化に合わせ、材の有効活用は勿論、地元の林業、製材業の皆さんと新しい木材利用のサプライチェーンの構築、LCCMの観点からみた木材の乾燥、加工方法の実践など、私達のモノづくりそのものを発表させて頂きました。

 

世の中の大きな流れとは真逆な、こうした小さな取り組み評価して頂いたことに感謝しています。

今回の経験を大きな糧とし、社会への発信を続けると共に、今後も、「まっとうな家づくり」を続けていきたいと思います。



石牧

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