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名栗を通した出会い

2022/07/30

名栗を通した出会い [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]

 

暑さのレベルが増してきて
もう8月になろうとしています

 

今月の休日は2週続いて
名栗加工の関係で
先輩の合田さんに付いていく形で大阪へ出張に行ってきました。 

 

同業者の方から設計士・デザイナー、材木屋さんなど様々な方々と出逢わせていただき、名栗を体験してもらいました。

 

恥ずかしながら名刺交換などの場面が
自分には今まで無いに等しかったので
立て続けに名刺交換をする状況に
不慣れさと緊張を味わいつつも

 

仕事の幅が広がると
こうして出会いも広がっていくんだなと
身に染みて感じながら過ごしました。

 

レベルの高い方々との出会いで
勉強不足なところ、材や道具、
手仕事に対しての意識の違い
を目の当たりにした気がします。

 

 

自分も最近名栗を始めたのですが
栗材は特に刃の入れる角度と
力加減・リズムが崩れたりするとうまくいかず
それ以前に、目の詰まり具合など
木目を見分けて刃の入れる方向を変えたりしないと
逆目が起きボロボロになり
仕上がりとして終わってしまいます。

 

一発でも深く入りすぎたりしてしまうと
その深さの違いがはっきりと出てしまうし
幅も揃えなければ

想像以上にやってみてわかる難しさに出会いました。

 

そう考えると、木を見分けて
一定の力加減・リズム
仕上がりの深さと幅を全部保ちながら
一発勝負で仕上げていくミスの許されない緊張感は
計り知れません。

 

入れる瞬間一発一発が造作仕事だと思っていると
合田さんが言っていたのですが
やってみてより言葉の意味がわかります。

 

自分もいずれは仕事をもらえるように
頑張ります。

 

 

 

Kimizawa

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏本番

2022/07/11

夏本番 [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]

おはようございます☀️

最近は変な天気続いた上にとても暑く六月半ばから
作業着を半ズボンに変え空調服を着て仕事をしています^^;

現場では二階を任され進めています。
断熱材、ボード貼りはもちろんですが窓枠、建具枠も取り付け今週から物入れや部屋の床張りをやっています!

前回ブログでも書きましたが大工の仕事をしながら
全ての現場の管理をしています。
事務所の人たちともやりとりをし連絡、材料発注忘れが
ないかなど確認をしながらやっています。
ですがまだまだ未熟で先輩方に迷惑をかけてしまっている面があるのでそれらをこれから直して行けたらなと思っています。

現場は一つだけではないので、周りに気を配り、
業者さんや会社のみんなと連絡取りながら進めていくことを
心がけながらやっていきます。

最後になりますが毎回あげている多肉植物はというと
葉が落ち茎が伸びて少しバランスが悪くなってしまいました、
ですが枯れてはいないのでまた葉がたくさん生えるように
祈るのみです笑

大工 Ito takumi

短い梅雨と猛暑

2022/07/01

短い梅雨と猛暑

今年も半年が過ぎ、今日からまた半年のスタートとなります。月日が経つのが年々早くなっているように感じます。2年前のお盆に浜松で40℃越えを観測しましたが、今年は6月時点で39℃を記録しお盆頃はどうなっているかとても心配です。先日と今日、以前施工させてもらったお客様のメンテナンスに行ってきました。
どちらの家も柿渋を塗ってある箇所があり、色が入ってとても良い雰囲気になっていました。柿渋は塗った時は塗ってあるかも良く分かりませんが、日に日に色が入り茶色い色へと変化していきます。木によっても違い白太の箇所は薄茶色のような色になっていき、赤身は深い濃い茶色に変化していきます。工事中は茶色くなり、色むらが分かる箇所があるくらいですが、引き渡しの頃には色がしっかり入り違和感がなくなります。それから生活していくとまた色が入って濃くなっていき良い雰囲気に変化していきます。長い年月が経っても古民家のような雰囲気になるのでずっと楽しめる素材のひとつです。最初は変化が分かりづらく色むらが出てしまったり、ぶつけたり傷が入ると治すのが難しいのがデメリットでもありますが、家の変化を感じることの出来る素材です。

毎日暑い日が続きますが体調に気をつけてお過ごしください。

巷で流行りの

2022/06/14

巷で流行りの [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]

こんにちわ。
東海地方も梅雨入りに入りました。

ジメジメの嫌な季節が来ました。
夏に入る前の試練な感じですよね。

熱中症など体調管理には気をつけていかないといけないです。
私もぽっちゃり系になったせいかゼェゼェ言うようになりました。

最近は学び直しなんて事も流行っているのか意識したわけではないですが色んなことを学び直そうと思ってます。

仕事の事や関ヶ原の合戦。
世界情勢やトレンド物など。

ちょうど自分を見る時期なんだろうと思いました。

メタバースやらWEB3.0やらサブスクやら単語だらけでおかしくなりそうです。
インフレ、デフレなど。

自分に合った勉強方法が未だに発見出来ず泣きそうです。
とにかく気になる単語はメモして書いてます。

話しは変わりお休みをもらい河津へ行ってきました。
kawazooがとても楽しく個人的には好きでした。

生き物の柄は自然と溶け込むようになってて理に適ってるんだなぁと思いなんか答えのないヒントを得たようなきがしました。よくわからないですけど。
近くに行った際は行ってみてください。

ついでですが、この間信号待ち中に腕に鳥のフンが落ちました。泣

OKUYAMA:]








大黒柱で思い出す幼稚園時代

2022/05/31

大黒柱で思い出す幼稚園時代 [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]

こんにちは君澤です

 

 

ゴールデンウィーク明けから
M様邸の刻みに入らせていただき
先日28,29日の土日は建前でした。


天候の関係で建前の日が先延ばしになり
お施主さん含めご家族の方々には
大変ご迷惑をお掛けしたことと思いますが

 

刻む側としてはその分日にちに余裕がうまれた為
先輩の渡邊さんが加工してくれた
見所ともなるカバザクラの大黒柱の磨き作業に
手をかける時間を頂戴した形となりました。

 

 

八角形の大きな大黒柱を
耐水ペーパを使って
目の細かさを表す番数を
どんどん上げながら磨いていきます。

320,400,600,800…1000…1500…2000

やればやるほど 
段々と手触りが変わると共に
見た目も照明が反射するほどの光沢がでてきて
思わず夢中になってしまいます。

 

 

ふと、幼稚園時代の泥団子を思い出しました。
握り固めた土の塊に
どんどん細かいサラサラの砂をかけまくり
最終的には布やストッキングなんかで磨いたりして
ツルピカの泥団子を極めていた時代があったな
なんて。

 

 

仕上がる前でさえかっこよかった大黒柱が
光沢が出てかっこよさが増し増しになり
先輩と思わずいろんな角度から眺め
"いやいいわ〜かっこいいわ〜"と連呼しながら
写真を何枚も撮ってしまいました笑

 

 

 

建前・上棟式も無事終わり
これから進められていくわけですが
内部もできた頃には
もっと大黒柱の良さが引き立つこと間違いないと思います。

お施主さんもそうだと思いますが
私達も楽しみです。

 

 

 

 

 

最近気温が暑くなってきて
5月でこの気温かと驚きますが
もう6月に入ろうとしていることにも驚きます。

1年の半分が終わりに近づいているいるなんて

 

これからみなさんも
気温の変化に気をつけてください

 

Kimizawa

名栗合宿

2022/05/13

名栗合宿 [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]


今年も梅雨の季節がやってきましたね。
ゴールデンウィークは
いかがお過ごしだったでしょうか。

僕は名栗加工で使う釿のハツリ練習と
突鑿講座を受けに12日で大阪へ行っていました。

以前ホームページの座談会で紹介した
https://www.ishimaki.com/special/?mode=detail&article=15
栗材と名栗加工に特化した材木屋さん
から連絡があり
材料もたくさんあるし
折角なら
こっちで練習しに来ないかとの事で
こんなチャンスはないと車を走らせ大阪へ向かいました。

材木屋さんの事務所に着き、
今年から事務所を改装していて新しくなった事務所は
栗材に包まれた素敵な空間になっていました。

アクセントで名栗加工をした板や真鍮を使っていたり
インテリア一つ一つが作り込まれていて
とても感化されました。

印象に残っているのは
有名な照明ブランドと材木屋さんが
コラボして生まれたペンダントライトです。

突鑿名栗を施したシェードと
真鍮で削り出した灯具を組み合わせていて
白熱球のやわらかい光で真鍮が輝き
名栗に陰影が生まれてとても綺麗でした。

そんな新事務所の片隅で初日から
用意してくれた栗材を釿を使って
ひたすらハツっていました。

息抜きに持参した突鑿を材木屋さんに見て

使ってもらいアドバイス貰いました。

時折来客の方々が物珍しそうに
釿を振る姿を見ていたり
普段と違う環境でハツるのは
いつも以上に緊張しました。

2日目は曲がった六角柱をハツらせてもらいました。
不安定な材料なので色んな人に支えてもらいながら
何とか出来ました。

釿を振り落とす1発は
造作仕事
1回分と同じだと思っています。
1発で瞬時に木目を判断して
的確な力加減と位置に振り落とすのは至難の業です。

一瞬でも迷ったら大抵失敗します。
僕はよく迷ってます。

何十年も名栗加工をしてる人にそんな迷いはなく
ハツリ跡も堂々としてます。

2日間で得る事沢山ありました。
この合宿で色んな人とお話しする機会もあり
とてもいい時間を過ごすことが出来ました。
また機会があれば合宿へ行きたいです。
ありがとうございました。

上手くなるには10000時間やる必要があるそうです。
まだ100時間もやれてない気がします。

やるしかない!

goda

来期に向けて

2022/04/30

来期に向けて [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]

こんばんは。
大工の伊藤です。
皆さんはいつから連休に入りますか?
僕は有給を頂き今日から連休に入りました。
休み初日ですが弟の引っ越し作業の手伝いをしました。
アパートから新居へ移動ってこともあり
家族で作業していましたが傷をつけてはいけないという
緊張感があり精神面、肉体面でも疲れました。

さてテーマにもあげた来期に向けてですが
働き出して5年以上経ち現場の流れや仕事内容など、
自分なりに考えながら仕事ができるようになってきました。
なので新たに大工の仕事だけではなく、
現場管理の仕事についても勉強し、
現場の効率化などを図れればなと考えています!

やるからには中途半端で終わりたくないので
一生懸命やって行きたいと思いますので
見守っていて欲しいです。

それと多肉植物ですが枯れることなくすくすく育ち
落ちた葉っぱからも芽が出始めました!

木と育つ

2022/04/16

木と育つ [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]



こんにちは

だんだんと気温も暖かくなり
過ごしやすい季節となりました。

 

 

今日は日頃お世話になっている
材木屋さんのフジイチさんが開催している
植林体験に参加させていただきました。

昨年11月は伐採見学へ行き山から人から色んな刺激を貰ったので今回も楽しみでした。

 

ツルハシを使って穴を掘り、
若々しく綺麗な緑色をした杉の苗を
25本ほど植えたのですが
想像以上の急斜面での植林は
普段より違った疲れを感じた1日となりました。



しかしこうして植えて終わりではなく
山は人による手入れが必要です

 

ある程度大きくなるまでには下刈りという
周りの雑草など取り除く作業を行った上で
太陽と水の栄養を受けて育った木々達は
上へ上へと伸び成長します。

 

やがて大きくなり隣り合った木々達の間隔が狭くなるとうまく光がはいらず暗い山へと化します。

いわゆる密状態です。

 

その密を避けるためには
木々達が上手に太陽と水の栄養を受けられるような
適度な間隔で木を切っていく

間伐いう作業が行われます。

 

 

この様にして人が手を加えて管理された木々は
上手に成長し、地にしっかりとした根を張り
土砂災害も防ぐ重要な役割を果たします。

 

その様な過程を経て生きてる木々が
私たちの手元に届いているという事を思うと
とても考え深いです。

 

今日植えた杉の苗も色々な時代と栄養を受けて
大きく育って欲しいです。
ついでに私の身長も同じように
縦に縦に伸びて欲しいものです。

 

そんな事を思った1日でした。

 

 

 

Kimizawa

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、新入社員のアサノです。 これから宜しくお願いします!

2022/04/06

こんにちは、新入社員のアサノです。 これから宜しくお願いします! [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]

皆様、初めまして。

今年度より、石牧建築に入社しました

アサノです。

 

初出勤である本日

僕は、先輩に同行し

現在施工中の建物を見て回らせて頂きました。また、入社前にも顔を合わせたチームの皆さんに、改めて挨拶をしてきました。

 

今日の写真は作業中の大工さんと工具を。

現場では、壁や扉の取り付け予定場所や窓などから心地よい日差しが入ります。春の陽気を感じられる、そんな一日でしたね。

 

 

今年は建築の勉強をしながら

昨年度まで在籍していた、木材に関する研究室で得たモノや、

出身地である愛知、名古屋で得た感性を基に浜松で頑張ろうと思います!

 

皆様、何卒宜しくお願いします!

 

ちなみに、珈琲に古着、バスケに写真と比較的多趣味かと思います。そんな個性をブログやInstgramなどに反映出来れば良いなと思います。ほんのりと、ご期待下さい。

 

こどもみらい住宅支援事業

2022/01/05

こどもみらい住宅支援事業 [遠州に暮らす:手刻み大工と設計部の日常]

新年あけましておめでとうございます。

現在弊社が建築に携わらせていただいています皆様、またすでに建築をされたOBの皆様、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年 2021年(令和3年)9/30迄の契約、2022年(令和04年)内の入居で終わる予定だった
住宅ローン減税もあらたに控除率は1%→0.7%へと引き下げられたものの控除期間は13年※1、2025年(令和7年)内入居へ
適用期限が4年間延長されました。
※1:新築・買取再販で省エネ基準に適合しない家は2024年以降の入居は10年 既存住宅は10年の控除期間

13年のローン減税が・・・と駆け込みで来られた方もいましたが、
控除率は下がったものの少しホッとされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただし、4年間適用期限が延長されたとは言え検討されている方、
家づくりは簡単にできるものではありませんので、早めに動いていく事をお勧めします。

 

そんな中で、令和3年度補正予算の中で決まりました新たな住宅取得を支援する事業として

『こどもみらい住宅支援事業』

が創設されました。


対象としては、
・令和03年11月26日から令和04年10月31日までに契約。
・令和04年1月11日から開始される事業者登録(施工者)をした後の着手
・子育て世帯 申請時点において子(令和3年4月1日時点で18歳未満)を有する世帯
・若者夫婦世帯 申請時点において夫婦であり、令和3年4月1日時点でいずれかが39歳以下の世帯

なので
13年のローン減税で控除率1%の方は対象外となりますね。


補助額として
・ZEH関連対象住宅       ・・・・・ 100万円/戸(ZEH等に認定される住宅)
・高い省エネ性能等を有する住宅 ・・・・・  80万円/戸(長期優良認定住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅)
・一定の省エネ性能を有する住宅 ・・・・・  60万円/戸(温熱性能の基準を満たす住宅)

となります。

 
この支援事業の創設の趣旨として

子育て支援及び2050年カーボンニュートラルの実現の観点から、
子育て世帯又は若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、
住宅の省エネ改修等に対して補助することにより、
子育て世帯又は若者夫婦世帯の住宅取得に伴う負担軽減を図るとともに、
省エネ性能を有する住宅ストックの形成を図る。

 

と国交省は掲げての支援事業となり、
環境負荷を考え高性能な住宅を建てる事を実現させるための対策ではありますが、
・地震対策 ・・・・・ 耐震等級3
・環境負荷対策 ・・・・・ 温熱等級6(この地域では、Ua値:0.46)※R04.01.05現在では

この2つを、住宅の基本性能とし太陽光発電でZEHの性能にする事が大事かと考えています。

※年齢制限なんてなくていいのになぁ・・・。
 自分の世帯だけのこどもみらいじゃないのになぁと個人的には思う。


こどもみらい住宅支援事業
PowerPoint プレゼンテーション (mlit.go.jp)


SAHARA




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